Dの日記 PAGE30〜32【呪いのエピソード】
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【呪いのエピソード】
昨晩、事件の夜
S市 A町 青木四郎の家
午前02:10
プルルル…プルルル…(携帯)
ピッ
青木「もしもし…」
*「あ…四郎…あたし、あゆみだけど…何度もごめんね。」
青木「なんだよ、俺もう寝てたんだぞ。まだ何か用か?」
*「あ、あのね…あたし…見ちゃったの…」
青木「なに?よく聞こえねえよ…」
*「秘密の13ページ目……みちゃったの……」
青木「ほぅ、何が書いてあった?どうせ何も出てこなかっただろ?」
*「あのね……聞かないほうが…いいと…思う…」
青木「おいどうしたんだよ、お前声ふるえてないか?」
*「ど、どうしよう四郎…あたし…あたし…まさか13ページ目にあんなことが…!!」
青木「なんだよ、何か見たんなら俺にも教えてくれよ。」
*「ダメ!絶対教えられない!」
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青木「へーきだっての、どうせこんなの迷信だよ。」
*「だ、だって…」
青木「教えてくれよ、俺も気になるからさ。」
*「じゅ、13ページ目は……」
青木「うんうん、何が書いてあった?」
*「…○×△□▲▽∵■◎…」
青木「……………」
*「だ、誰にも言わないでね…あたし実はすっごく怖くて…」
青木「…………」
*「…?ねぇ、聞いてる?」
青木「…………」
*「ちょ、ちょっと四郎…なんか言ってよ…」
青木「…貴様 私の娘の[秘密]を 漏らしたな…」
*「え??…な、何言ってんのよ…」
青木「…秘密を 漏らした者は 冷蔵庫に 押し込める…」
*「?!ちょ、ちょっと四郎!ふざけないでよ!あたしを脅かそうなんて…」
プツッ
ツーッ ツーッ ツーッ
PAGE32
柴田あゆみの家
午前03:05
あゆみ「きゃあああああ!!四郎!あんたなに人の家まで来て…!」
青木「…………」
あゆみ「ちょ、ちょっと何の冗談よ…!や、やめ…!」
ガツンッ!!
あゆみ「うあっ…!!」
ドタリ
青木「…私の娘の秘密を漏らすやつは、誰であろうと許さん。」
あゆみ「…………」
青木「私のかわいい娘は、私だけのもの…。娘の[秘密]は私が守る…」
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