噂の拡散
■発端
事の発端は、フジテレビ系列で放送された「奇跡体験!アンビリバボー」という番組の心霊写真を紹介するコーナーでした。
霊能者としても有名な立原美幸さんが紹介したのは、撮影者も日時も場所もバラバラな数枚の写真。しかしそれらには共通して「赤い光」と「壷のような形をした影」が写りこんでおり、立原さんは「ある残酷な儀式に使う台」だと鑑定しました。
番組終了後、局にいくつもの電話が掛かってきました。彼らの言い分はどれも同じで、すなわち「なんというものを放送するんだ」というもの。
■拡散
一般視聴者は、番組終了後のこうした騒動は知る由もありません。よくある不気味な心霊写真のひとつとして、このまま時間が過ぎれば忘れ去られるだけの存在だったことでしょう。
ところが、2003年夏に匿名掲示板である「2ちゃんねる」のオカルト板に、上記の番組を担当していたと思われる方が書き込みを行いました(→内容:怖い話No.127 奇妙な投稿写真)。その内容は要約すると「あの祭壇はヤバい」というもの。
これをきっかけにして、オカルト板を中心に祭壇の噂が徐々に広まっていきました。アンビリバボーや同じく祭壇の特集を行ったTBS系列の「USOジャパン」からもその写真のキャプチャが行われ、現在は誰でも見られるようになっています。
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