夢の叔父
とある高校生の少女がいた。
ある日夢の中で真っ白い部屋に立っていて目の前で知らない叔父さんが苦しそうにのた打ち回りながら「;あいgb;あt;おm;くぇ」とよく聞き取れない言葉を発している。
「何て言っているの?」ときいても「;あいgb;あt;おm;くぇ」と繰り返すだけだ。
はっと目を覚ますと母親が忙しそうに何かの支度をしている。
どうしたのか聞くと親戚の葬式があるから準備をしているのだそうだ。
「あなたも良くしてもらったんだから来なさい」と言われ着いていくと遺影に写っているのは夢に出てきていた叔父さんだった。
母にこの叔父さんと私にどういう繋がりがあるのか聞いてみると、小さい頃バレエを始めるときにトゥシューズを買ってくれたのがこの叔父さんだという。
そして少女は気付いた。
「そうか、叔父さんは踊ってくれって言っていたんだ…」
そしてその日の夜、また同じ夢を見た。
苦しそうなおじさんの前で叔父さんから貰ったシューズを履き、華麗に踊って見せた。
「どう?叔父さん。うまく踊れてる?」
しかし、叔父さんは更に苦しそうにのた打ち回り「;あいgb;あt;おm;くぇ」としきりに口にしている。
「いったい何て言っているの?」
少女は耳を凝らすと少しづつはっきりとその声が聞こえてきた。
「;あいgb;あt;おm;くぇ」
「:tmtj:tb:ってくれぇ」
「かjrjtb:mtってくれぇ」
「代わってくれぇ」
カテゴリ:不思議・不気味
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