叔父の葬式
これは俺が高校生の時に叔父の葬式に行ったときの話。
2,3年前から寝たきりだった叔父が亡くなってしまい、俺は叔父の家に葬式の準備をするために母親と親父と三人で行った。
時間は朝の8時。
俺は座布団や、花、線香の整理など準備をしていと、人が一人一人、また一人と次々に人が入ってきた。
だいたい30人位かな?
もうそんな時間かーと思い、昨日の晩母に教えてもらったように無くなった叔父の横に座り、来た人にお辞儀をしていた。
居間のほうを見ると、母と父がテレビを見ていた。
俺「何のんびりしてんだよー人いっぱい来たよ?」と慌てて言いにいった。
すると母は
「何言ってるの葬式は11時からよ、ほらまだ誰もいないじゃない。」と言った。
そんなハズはないと思い振り返ってみると、30人近くの人が全員俺の方を真っ白な目で見ていたのだ。
これは夢だと思い目を閉じて祈っていて、もう一度目を開けると、消えていた。
なんだやっぱり気のせいかと思い、無くなった叔父の横にいくとそこには30本の線香がさしてあった。
カテゴリ:心霊・妖怪
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